1.授業のテーマ・目標
実定法科目で私たちは様々な法規範や法概念を学びます。簡単な問題なら、もめごとで困っている人々に「法的にはこうなるんだよ」と教えてあげることもできるでしょう。しかし、法的に正しいことが現実世界で自動的に実現するわけではありません。人々が法を使わなければ、法に何が書いてあっても現実には無意味ですし、法を使おうと思っても、そのための制度が用意されていなければ使い道がありません。また、法的にいくら正しくても、人々が現実に直面している具体的な紛争の解決としてふさわしくないという場合もあるかもしれません。そういう場合には、裁判で決着を付けるのではなく、それ以外の方法で処理を図ることが必要になってくるでしょう。この授業では、紛争が裁判やそれ以外の方法で処理されていくプロセスについて学習します。また司法制度改革の動向についても触れる予定です。
2.授業の形態
講義形式で行います。
3.授業の内容
・秩序と紛争
・現代社会と裁判
・裁判外紛争処理
・法律家
・司法制度改革
4.評価方法
定期試験を基本としますが、小テスト等を実施する場合もあります。
5.テキストと参考書
〈テキスト〉 和田仁孝『民事紛争処理論』(信山社)
〈参考図書〉 適宜紹介します。